会社を退職する際には、自分の仕事を誰かに引き継ぐ必要があります。円満に退社をするためには、この引き継ぎをスムーズに行うことがとても大切なポイントです。

引き継ぎをスムーズに行うためには、いくつかコツがあります。まず、引き継ぎを始める前には、必ずタスク一覧を作成するようにしましょう。自分が担当している仕事をリストアップし、項目ごとに引き継ぎ内容を書き出します。引き継ぐべき内容を一覧に書き出しておくことで、業務の難易度やボリュームがわかりやすくなるため、後任者の選定にも役立てることができます。

次に、マニュアルの準備です。もともと業務に関するマニュアルがあるのであれば、それを使用しても構いません。もし、全くマニュアルがないという状態であれば、1から口頭で説明するのは大変なので、簡単にマニュアル作成を行っておいた方が良いでしょう。マニュアルには業務の全てを記載する必要はありません。仕事の流れと重要事項を記載しているだけでも十分立派なマニュアルになります。

マニュアル作成のめどがついたら、退職までのスケジューリングを行いましょう。上司に後任者の着任時期を聞いて、引き継ぎをどのようにして進めるのか、具体的なスケジュールを組み立てていきます。退職の際は残務処理や有休消化なども、引き継ぎと同時進行で行うことになるので、それらを踏まえた計画を立てる必要です。イレギュラーが発生することも頭に入れながら、余裕を持った計画を立てるようにしましょう。